橋を渡る時の不安

外出するのが怖いので、お家の中で鬱々と暮らしています。

でも、いつまでもこのまま家から出ないわけにもいかないので、
思い切ってスーパーに買い物に行こうと思いつきました。
って、この考えはよくないのかもしれないけど。
医師からは外出に関しては無理しないように言われていますが、
1日も早く治りたい一心で焦っているのかもしれません。
子供が理解する前に、物心つく前に治りたいという気持ちが強いです。


普段はザツ夫さんに食料品を買ってきてもらってます。
わたしがネットスーパーで注文したりすることもありますが、
宅配便のピンポンが怖くて出られなかったりするので、
最近は利用を控えていました。
やっぱり強迫性障害の家族は大変だと思うんですよ。
こんな神経質な人が近くにいるなんて。
ザツ夫さんも大変なんだと思います。
買い物に行きたくないオーラがすごく出ちゃってます(笑)
買い物リストを渡すと
「こんなにたくさん重いから持って帰ってくるの大変」って言われたので、
次は少なめに頼んだら
「こんなちょっとだけ買うのにスーパー寄るのめんどくさい」って言われて、
次はちょうどいい加減で頼んだら
「今日は疲れてるから行きたくない」ってハッキリ言われました。
もうね。かなり行きたくないみたいなんですよね。買い物。
なので、少しでもザツ夫さんの負担を軽くしようと思ってスーパーにでかけました。


まずは恒例の天気予報を入念にチェックし、
いざ出発です!
好天に恵まれ、颯爽とベビーカーを押します。
約25分後、いちばん近くのスーパーに到着!

なんと!
本日はお休みのチラシが貼ってありました!
ひょえ〜!
めったにお休みしないスーパーなのにぃ〜!
閉店ガラガラ〜
なんでよりによって今日なの!
めったに外出しないのにぃ〜!
この前もせっかく外出したのに雨に降られて大変だったし、
本当についてないですよね!?
運が悪すぎます!
いつものわたしならここで帰宅するところなんですが、
離乳食の材料を買わないといけなかったのでこのままでは帰れませんでした。
他のスーパーまで徒歩20分ほどかかります。
そして、最大の難関!大きな橋を渡らなければなりません。

わたしは橋が怖いです。
渡ってる間に川に落ちてしまったらどうしようと心配になるからです。
その橋を渡ることができません。
橋を渡ってすぐにスーパーがあります。
そこまで歩こうかどうしようか迷いながらてくてく歩いていると、
小学生の子供たちが下校しているのが目に入りました。

小学生たちは普通にその橋を渡って行きました。
ということはその橋は通学路?
通学路ということは比較的安全?
小さい子供連れてベビーカーでも渡れそう?

しばらくすると自転車に小さな子供を乗せたママさんが橋を渡って来られました。
自転車でも通れるくらいだからベビーカーだし大丈夫かも?

わたしはその橋を渡ってみようと決意しました。
産後、初めてです。
恐る恐る歩を進めて、
小学生でも渡れる橋なんだから大丈夫だと自分に言い聞かせました。


橋を渡る前はとてつもなく大きな橋を想像していました。
妊娠前に何度も渡ったことがある橋でしたが、
頭の中で妄想が広がり、
大きな大きなレインボーブリッジ級の橋を妄想していました。


実際に渡ってみたら、
そんなに大きな橋ではなかったし、
手すりが備わっているので川に落ちる心配もありませんでした。

橋を回避していた間に不安がどんどん大きく膨らんでしまったのですね。
不安は大きく膨らむ前に対処した方が良いというなのことですね。


今回はまたしても子供に助けられました。
子供の離乳食の材料を買う必要がなかったら橋も渡れないままだったと思います。
自分のためには頑張れないことでも
子供のためなら頑張れます。
天候が良かったので、帰宅後の洗浄行為も最低限で済みました。
一歩前に進めた気がします。


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