不潔恐怖・洗浄強迫

潔癖症なのに掃除ができない〜強迫性障害の悩み〜

わたしは強迫性障害の不潔恐怖症です。

不潔恐怖とか潔癖性とかいうと
かなりの綺麗好きで
お部屋はとっても綺麗なんだろうなぁ〜と
想像される方もいらっしゃるのではないでしょうか？

と！と！と！とんでもないです！！

私の家はべらぼうに汚いです！

もうね、ハチャメチャに散らかってます！！

掃除しようにも、もう手遅れなんじゃないかなってくらいで、とにかくゴチャゴチャのグチャグチャなんですよ！！

強迫性障害の人は掃除ができないの？

強迫性障害と一言に言ってもその症状は様々です。
わたしの場合も不潔恐怖（洗浄強迫）、確認強迫、縁起強迫のほかに繰り返し行為や呪文などの儀式行為などの症状が出ています。

強迫性障害のタイプ別具体的な17の強迫症状

単にきれい好きな性格なら病気ではないのですが、自分でも苦痛に感じるほど洗浄してしまう潔癖症の方は、もしかすると強迫性障害の可能性があるかもしれません。
潔癖症は不潔恐怖だと考えられているようです。

掃除できない理由

なぜ、掃除ができないかというと、汚いと思い込んでいる物に触ることができないからです。

なぜ、汚いと思い込んでいるのかと言うと、バイ菌やウイルスなどが付着しているような気がするんですよね。
汚いと思い込んでいる物に触ると何か恐ろしい病気になってしまうのではないかと不安になるので、触れません。

もしも、触ってしまうと辛い辛い洗浄行為が待っています。
手が汚れてしまったと感じると何度も何度も手洗いを繰り返さなければ気が済みません。
もう汚れは落ちているのに、さらに何度も何度も洗い直します。
自分でもバカバカしいとわかっていながら、強迫観念をコントロールすることが困難で、手洗いをやめることができないのです。

このようなめんどくさい洗浄行為を避ける為に汚れた物に触れられないのです。
触れないということは掃除もできないということなんです。

部屋の中が汚いと思い込んでいる物で溢れる

こうして、汚いと思い込んでいる物をどんどん積んでいってできたのが
「触れないシリーズ」です（笑）

触れないシリーズについての記事→触れないシリーズ

今では、触れないシリーズの山がたくさん存在しています（笑）
家の中は汚いと「思い込んでいる物」で溢れています。

強迫性障害と甘え

掃除ができないことを「甘え」だと言われてしまえば、それまでです。
辛い洗浄行為だろうが何だろうが、我慢して耐えて掃除くらいしなさいよ！とお叱りの声が聞こえてきそうですね・・・。

なんで、掃除くらいできないの？
汚くたって何だって片付けないといけないし、
主婦なんだから掃除くらいしなさいよっ！！
って、思います。思います。
何度、自問自答したか。

でも、できない・・・

掃除するときは、気合いを入れて気合いを入れて、
覚悟を決めて、腹を決めて、
清水の舞台から飛び降りる気持ちで掃除します（笑）
バンジージャンプするくらいの覚悟です（笑）

そして、掃除が終わったら洗浄行為です。
しつこいくらい、うんざりするくらい、
何度も何度も手を洗うんです。

手だけではありません。
身体や着ていた洋服の洗濯、
床や壁の拭き掃除などもしなければいけない時もあります。

床や壁は汚れているのならば、拭き掃除するのはいいんですよ。
でも、汚いと感じているだけで見た目は綺麗なのに
何度も何度も拭かないといけないんです。

汚れてないんだから拭くのやめたらいいのにって
思うけど、やめられない止まらない・・・。

気が済むまで洗浄行為です。

こうなるのが嫌だから、
触れないシリーズの山は放置され続けるのです（笑）


結局は「甘え」なのかもしれません。
主婦なんだから掃除くらいしないとですよね・・・。
自己嫌悪・・・。

まとめ

わたしは自分の強迫観念をコントロールできずにいます。
むしろ、強迫観念にコントロールされてしまっていて、
この悪循環から抜け出せません。

もう20年以上も強迫観念に支配された世界で暮らしています。

もう、ほとほと疲れました。
さすがにそろそろ治したいです。