根拠のない不安から行動範囲を狭めてはいけない

ダンディ語録です。

実は、この記事を書くのに結構な時間がかかってしまいました。
言葉の意味を噛み砕いて理解することが難しかったからです。
強迫性障害に関する書籍なども参考にしながらこの記事をまとめています。


クリニックでダンディ先生に
強迫性障害の症状が悪化して
今では外出することもできないと
お話ししたところ、
次のような言葉をいただきました。


根拠のない不安から行動範囲を狭めてはいけない



ただし、外出に関しては無理はしなくてもいいと言われ、
子育ては大変だろうから身近な人に手伝ってもらうか
預かってくれる保育園を探すなど
休養も必要だと言われました。


根拠のない不安とは具体的にどういった意味なの?


根拠のない不安
この意味がどうしてもわかりませんでした。
今までのわたしの考え方では不安になるのには根拠があったのです。

例えば、
外出する

外には雑菌がいっぱい

雑菌に触れる

とんでもない感染症になってしまう

これがわたしの根拠です。
十分に説得力のある根拠だと思っていました。


理解に苦しんだので、手元の強迫性障害の本を読み返してみました。
そこに根拠のない不安についての記述を見つけたので書いておきます。

自分の心配には根拠がないという考え方
自分の強迫的な心配はかなり誇張されたものであると思う
自分の強迫観念はかなり大げさな心配だという見方を強める
参考文献
強迫性障害を自宅で治そう! [ エドナ・B.フォア ]


わたしの解釈では
「自分の不安や心配には根拠がないと考えてみましょう」
ということだと思いました。
今までとは見方を変えて、
「自分の不安は誇張されたものであり、大げさな心配なんだ」
と考えるようにしましょうということなのではないでしょうか?

今は自分の不安には根拠があると思っているかもしれないけれど、
いつか自分の強迫観念には根拠がないと実感できるようになるとのことです。
そのような考え方ができるようになるには実践あるのみ。
だからこそ、エクスポージャーをする勇気が必要なのです。
恐れていては、安心をもたらさず、苦しみを増加させるだけだと。

つまり、「考え方を変えましょう」ということなんだと思います。
今までの自分だけの常識の殻を破って、
不安に晒される勇気を持ちましょうってこと。

先程の例で言うと

雑菌に触れる

とんでもない感染症になってしまう

この「とんでもない感染症」というのが
「誇張されている心配」であり、
「大げさな心配」なんです。

この「とんでもない感染症になってしまう」という不安は
いつの日か根拠のない不安だったと実感できるようになる。
そのために、エクスポージャーをしましょうってことだと思います。


根拠のない不安から行動範囲を狭めてはいけない


つまり、ダンディ先生は次のようなことが
言いたかったのだと思います。

「とんでもない感染症になってしまう」という理由で
外出しないというのはダメ。
「とんでもない感染症になってしまう」というのは根拠のない不安であり、
それによって「外出する」という行動を妨げてはいけない。

つまり、感染症を恐れずに外出しましょうということなのでしょう。
でも、無理はしなくてもいいですよ、と。



とても難しい考え方なので、
時間がかかりましたが、
頑張ってまとめてみました。
まとめながら自分でも何がなんだか
わけがわからなくなってきて、
なんとかわかりやすい言葉を選んで書いたつもりですが、
ちょっと自信がありません。
わかりにくい点もあると思いますが、
どうぞご了承くださいませ。


1回目の診察での
ダンディ語録は今回で最後です。
やっと全部書けました〜

1回目診察時のダンディ語録
我慢すること
努めて汚くする
不吉な数字はチャンス


たった1回の診察でも専門医からはこんなにも
たくさんの貴重な言葉をもらうことができました。

こういったお話を聞けるだけでも
心療内科を受診して良かったと思います。

次の診察でも改善に繋がる言葉を
いただけるといいな〜

次の診察までに曝露反応妨害法をはりきってしてみたいと思いますっ!!


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