強迫観念よりも大切なこと

はりきって曝露反応妨害法に取り組んでいます。

主治医の指導のもと、
手洗いを我慢するという方曝露反応妨害法で治療をしています。
手は「努めて汚くする」ということを心がけてみました。

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努めて汚くする


そこで、気付いたことがあります。

何も頑張ることはないんです。
むしろ、手を洗わなくてもいいんですから、
その分、ぐうたらできるんですよ!

ところがどっこい!実際は・・・
汚れた物をさわっても手を洗わないって
すごく気持ち悪いです。
汚れた手では何もさわることができません。
何もできなくなって、身動きがとれなくなります。

むむ!
子供が眠くて泣いていても抱っこすることを躊躇う。

むむむ!
そうは言っても泣き叫ぶ我が子の顔を見ると
抱かずにはいられません。
とっさに汚い手で抱き上げてしまいました。
今すぐにでも手を洗いたい!
子供の服も着替えさせたい!
という気持ちでいっぱいになりながらも
子供をあやしてなだめるのに一生懸命になっていました。

すると、だんだん気持ちが変化していくのがわかりました。

子供がグズるのとその場から離れられないのと
記憶力が悪いのも手伝って
何の汚れだったか忘れてしまったのです。
ナイス!わたしの記憶力!
初めて記憶力が悪いことが役に立ちました。

あれ?なんの汚れだった?
右手?左手だったかな?
どれくらいの強さの汚れだったの?
そもそも本当に汚れてたの?
って汚れ自体も疑わしいくらいになったのです。

でも、やっぱり汚れているような気がするので、
洗いたいという気持ちは拭えませんでした。

こういう時に限って子供が泣き止まないんですよねー。
仕方なく、抱っこ続行。

抱っこって結構疲れるんですよ。
わたしみたいに筋肉ないと余計に足腰が辛いんですよね。

すると!どうでしょう?
もうね。
抱っこに精一杯で汚れのことなんて
どうでもよくなりました。


これ!!
これなんじゃないですか!?
汚れのことなんてどうでもいいって思えたんです!

そんなことよりも何でもいいから早く寝かせたいって。
早く寝てー!お願いー!ってなりました。

見事!寝かせつけに成功した後も
もう体がクタクタで
せっかく寝たのに服を着替えさせるなんて起きたらどーするの!
誰が寝かしつけるの!?
わたししかいない!
ってことで着替えもしなくてすみました。



今回は子供がわたしに教えてくれました。
強迫観念よりも大切なことがあるってことを。



そうね。
母さん、今まで間違ってた。

強迫観念よりもあなたのことの方がずっとずっと大切。

これからはあなたのことを一番に考えるね。

母さん、あなたのためなら強迫観念なんてやっつけられるよ。
だから、安心して大きくなってね。


ありがとう。


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