曝露反応妨害法

自宅で治す強迫性障害「場所」

先日、「繰り返し行為の一部を変える」という課題に取り組みました。
儀式行動の一部だけを変えればいいので、そんなに苦痛ではありませんでしたが、少し違和感を感じました。
この違和感が最終的に儀式の破壊につながってくれると信じて頑張ります。
では、本日の課題は「場所を変える」です。

儀式の一部を変える〜場所〜

本日も書籍に基づいて進めていきます。
まずは、現状の把握です。
今現在、わたしはどこで儀式をしているのでしょうか？
書籍の内容を一部抜粋して説明していきます。

参考文献
強迫性障害を自宅で治そう！ [ エドナ・B．フォア ]

場所

儀式行動にとらわれているとき、あなたはどこにいますか？
自宅の二階のバスルームですか？
それとも仕事中の会社のロビーでしょうか？

現在の場所

バ、バ、バスルームというか、今にも水漏れしそうな脱衣所の洗面台で洗浄行為してます（笑）
汚れがひどいと感じるときは、風呂場で洗うこともしばしば。

儀式行動を行う場所を変えられますか？
キッチンのシンクから、二階のバスルームのシンクに変えられますか？
戸外で儀式行動はできますか？
オフィスではなく車の中ではどうですか？

変えてもよい場所

キッチンのシンクで手洗いをしても綺麗にならないような気がして、結局は洗面台で洗い直していました。
洗い直す必要が無くなったら楽だろうなと思っていたんですよね。
なので、新しい儀式行動の場所はキッチンにします。
キッチンで儀式行動を終わらせて、その後は洗面台に行かなくても済むようになりたいです。

実際に実践してみました

なぜ、キッチンでの洗浄だけでは綺麗にならない気がするのかと言うと、キッチンにハンドソープが無いからです。
キッチンに置いてあるのは食器用洗剤だけです。

ハンドソープの設置

食器用洗剤で手を洗っても綺麗にならないというか、使い方間違ってるなって思います。
キッチンで洗い物をして、食器をすすいだらそのままタオルで手を拭いて終わりというのが理想です。
もしくは、洗剤を使わずに水だけで手洗いをするという方法もありますね。
この課題を実践するにあたって、キッチンにもハンドソープを置こうかと考えましたが、今回はハンドソープ無しで挑戦してみようと思いました。

キッチンでの洗浄行為

実際に試してみたんですけど、やはりハンドソープ無しでは気持ち悪かったです。
そこで、水洗いを念入りにするという行動にでました。
いつもより長い時間をかけて水洗いしたのですが、やはりハンドソープ無しでは洗い終わった後も嫌な感じがしました。
それでもなんとか我慢して洗面台に行かずに過ごすことができました。
この嫌な感覚に慣れると楽になれるような気がします。
少しだけですが、儀式の一部を破壊できたのではないかなと思います。

治療するチャンス

今回は嫌な感じがしたけど、さらに強迫行為をしないで汚いままで我慢しました。
まさに曝露反応妨害法をしてるな〜と実感しました。
以前、病院で医師に「嫌な感じがしないと意味が無い」と教えていただいたのを思い出しました。

嫌な感じがするということは治療するチャンスなんだそうです。
キレイに洗浄してスッキリしてしまったら治療できないから、気持ち悪いと感じることが大切なんだそうです。

専門医の言葉は心に響きます。今でも重要な言葉です。
そんな医師の言葉でも素直に実行することができなかった頃もありました。
いただいたアドバイスを活かすのも無駄にするのも自分次第。
わたしはアドバイスを活かせる方向に努力したいです。