二人目の壁と実母との確執

主治医の先生から二人目妊娠のお話がでましたので、わたしの気持ちを整理しておきます。

以前も二人目の壁については記事にしました。
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強迫性障害と二人目の壁

他にも不安要素があるので書きたいと思います。


二人目の壁


周囲からの期待


二人目を妊娠するに当たって、周りの人からのプレッシャーがあります。
義両親や親族からの「二人目は?」という質問には正直言って困惑してしまいます。二人目の孫の顔が見たいという義母の気持ちもわかりますので、なんと返答していいのかわからずに困っています。
悲しい気持ちにさせてはいけませんし、変に期待させてしまっても良くないと思っています。

わたしは周りの友達よりも少し遅めに第一子を産みました。
昨今では晩婚化が進み、高齢出産も少なくありませんので、珍しいことではなくなったと思うのですが、義両親や年齢層の高い方から見ると焦燥感があるのかもしれません。


子供を望まなかった理由


わたしはもともとあまり子供が欲しいとは思っていませんでした。
結婚当初は一生、夫婦二人の人生でも構わないと思っていたほどです。
それには理由がありました。
母のような母親にはなりたくないと強く思っていたからです。


わたしの幼少期の家庭環境


小さい頃、わたしは父方の祖母に育ててもらいました。母も一緒に住んでいましたが、身の回りのお世話をしてくれたのは全て祖母です。

ご飯を食べさせてくれるのも着替えもお風呂も歯磨きも一緒に寝るのも祖母でした。
母はフルタイムで働いていましたので、昼間は家にいませんでした。仕事から帰ってきてからも一緒に遊んでくれた記憶はありません。
いつも遊んでくれるのは祖母でしたから。

気が付くとわたしは母よりも祖母に懐いていました。母はそれが気に入らなかったのでしょうか。祖母が居ないときに母はわたしの手足を紐でグルグル巻きにして、玄関から外に出されたことも何度かありました。
その紐は浴衣の帯を仮止めするのに使う腰紐と呼ばれるものでした。今でも夏に浴衣姿の女性を見かけると心が苦しくなります。

このことが強迫性障害の発症の原因になったかどうかわかりませんが、強迫性障害とは関係ないことを願います。

実母の幼少期の家庭環境


ここまで書いて、なんだか母親を悪者にしてしまったのではないかと不安なのですが、彼女もまた被害者なのです。
母が幼少の頃、母方の祖母が母に怒りだすと母は家に居られなくなり、外に逃げ出していたそうです。

母も母なりに苦しんだのでしょう。
母方の祖母も彼女なりに苦しんだのでしょう。

誰も悪くありませんし、先祖は大切にしなければなりません。


母とわたしの考え方の相違


現在、母は「自分も我慢してきたんだからあなたも我慢しなさい」とわたしに言います。
母は古い考え方なので、我慢は美徳だと思っているのかもしれません。
人それぞれいろんな考え方がありますので、わたしは母の考えを尊重したいと思っています。

ただ、わたしの考え方は違います。
自分の子供にはわたしと同じような辛い想いを絶対にさせたくありません。

子供を産むまではわたしも母と同じことをしてしまうのではないか、子供に愛情を注ぐことができないのではないか、こんな母親に育てられる子供は可哀想なのではないかと心配して子供を持つ勇気がありませんでした。

現在は子供を育てていますが、二人目となると二人ともにたっぷり愛情を注いであげられるのか不安です。


子供を欲しいと思ったきっかけ


大人になり年齢を重ねると、ある考えが思いつきました。

母にされたことをするのではなく、育ててもらった祖母にしてもらったことを自分の子供にもしてあげればいいのでは?と思ったのです。

この考えが浮かんでから心がスーっと楽になりました。
今思えば、なんでこんな簡単なことが長い間思いつかなかったのでしょうね。もう少し早く気付いていれば状況も変わったかもしれないのに。

育ててくれた祖母にはとても感謝していますし、祖母のことを想うと今でも目頭が熱くなります。
祖母が愛情たっぷりに育ててくれたようにわたしも自分の子供に愛情をたっぷり注ぎたいです。

もちろん、産んでくれただけでも母には感謝しなくてはいけないと思います。
成人するまでは経済的に支えてくれましたし、里帰り出産でもお世話になりましたので、なおさらです。

現在の母とわたしの関係は孫が産まれたことによって修復されつつあります。
母方の祖母はわたしにとって良いおばあちゃんでしたので、母もきっと良いおばあちゃんになってくれることでしょう。
まだまだ分かり合える日は遠い気がしますが、これからは我が子と母の気持ちを大切に過ごしていきたいと考えています。


その他の二人目問題


そして、私たち夫婦には他にも大きな二人目の壁があります。
この件については、文字に起こすのが怖いので、まだ書けそうにありませんが、いつか書ける時が来たら書こうと思います。

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