強迫観念への反応を遅らせるという体験

最近、お仕事を始めました。仕事といっても、子供の世話をしながらできるような簡単な作業だけなのですが、これが結構ハードなんです!
仕事の内容は身バレが怖いので詳しく書けないんですけど、スマホとPCがあれば、ほぼ自宅でできる簡単なお仕事です。

ハードなおかげで暇な時間が無くなったのか、強迫性障害の症状が緩和されたように感じます。緩和されたと言っても、まだまだ症状は辛いもので、妊娠前よりもひどい状態だと思います。


電話の恐怖が減少してきた


仕事の連絡方法はメールのやり取りとたまに電話するだけなんですけど、電話が怖くてできないわたしが仕事だなんてできるの?って感じですよね。
最初は電話なんて怖くて怖くて震え上がってましたけど(笑)、かかってくる電話に何も考えずにすかさず出る!という作戦で乗り切っていたら、いつの間にかこちらから電話をかけることができるようになっていました。って書くと、なんだ簡単ねって感じですかもしれないんですけど、ここまでくるには相当な時間がかかりましたし、ものすごく努力しました。それでやっとのことで電話できるようになったんです。
今でも電話は怖いけど、頑張って電話しています。そうするしかないので。


仕事を始めてからのエクスポージャー


それで、この仕事の関係でどうしても外出しないといけなくなって、子供を連れてベビーカーで仕事に行ってきました。

普段はベビーカーのタイヤが足に当たって汚れるのを異常なまでも恐れているんですが、仕事のことも考えないといけないので、汚れを避けることばかり気にしていられませんでした。
そして、最悪の出来事が起こります。そうです。ベビーカーのタイヤが足に触れたのです。もうね、触れたどころの騒ぎじゃないですよ!のっかった!タイヤが足にのっかりました!ベビーカーに踏まれました!
いやぁ、もう本当に勘弁してちょうだぁ〜いって感じですよ〜〜。
気分は絶不調だし、これから仕事だって時になんで?どうしよう?
帰って洗浄したいけど、子供がいるし、仕事だし、いろんな意味で無理。
とりあえず、そのまま仕事に向かうことにしました。


強迫観念を忘れかける


仕事を終え、帰宅途中、
「あれ?なんか落ち込まなければならないことがあったような・・・」
「何だったかな?」
「あっ!そうそう!わたしベビーカーに踏まれたんだった!!」
思い出すまでは忘れてたんです。いえ、忘れかけてました。でも、完全には忘れることができませんでした。あと一歩です。

これはかなりの進歩だと思います。ベビーカーのタイヤなんて、最上級レベルの汚染度ですよ!それを忘れるなんて、今までのわたしには考えられません。


強迫観念への反応を遅らせるという体験


強迫観念を忘れかけたことによって、恐怖の度合いが下がりました。
あ〜ベビーカーに踏まれたけど、洗濯すれば大丈夫かな〜って思えたんです!

普段なら、他のものとは分別して洗濯機に入れて、2〜3回洗濯機回して洗って、シャワー浴びて足を洗って、もしかしたら靴下は捨てるかもしれないし、こんな調子で徹底的に洗浄行為しないと気が済まないんですけど、今回は時間が経過したからなのか、まぁ、適当に洗浄しとけばいっかって思えたんですよね。
これぞまさに、強迫観念への反応を遅らせるという方法の効果なのですよね。
こういった体験を通して「洗浄しなくても大丈夫なんだ」ということを学習していくのです。次に同じような強迫観念が頭をよぎった時、今回の「学習」が悪循環をストップさせてくれるのでしょう。


今後の仕事との付き合い方


このまま仕事を続けていけば、余計なことを考える暇も無くなると思うので、強迫性障害の症状も改善できるかもしれないですよね。
でも、ここで調子に乗って頑張ってしまうのがわたしの悪いところ。
頑張り過ぎず、適当にほどほどに、たまには息抜きのブログでも更新して、楽しみながらお仕事もできるといいなぁ。って、そんな甘いもんじゃないですよね。仕事って。
周りの方たちに迷惑をかけない程度に程よく気を抜いて、でもお仕事に対する姿勢は真剣に。仕事と子育ての両立ができるといいなと思います。

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