不潔恐怖・洗浄強迫

不潔強迫と洗浄行為

強迫性障害の症状と一言で言ってもたくさんありますので
まずは何から書けばいいのか・・・

わたしはかれこれ20年以上も強迫観念と戦いながら生きてきました。

そう。ずっと意味不明な行動をし続けてきたのです。


しかし、よく考えれば、おかしな事ばかりしています（笑）

強迫行為というのは笑ってしまうような変な行動が多いですよね。

いやいや、本人は至って真面目なんですよ！

不安を払拭する為に日夜、必死に儀式してるんです！



自分でも変だと思います。
意味がないこともわかってます。
でも、やめられないんです！！




本日はわたしの症状の中で一番強いもののひとつ、

不潔恐怖について書こうと思います。

不潔恐怖って具体的にどんなもの？

現在、わたしは幼い子供を育てる専業主婦です。
家事や育児をしているときも、

汚れていると感じると何度も洗わないと気が済みません。

洗うものは、自分の手や足、

服やタオルなどの洗濯物、
食器や調理器具などです。


このように説明すると

家の中はとてもキレイだと想像されることでしょう。



とんでもない！！



家の中はめちゃんこ汚いです！！




一度、汚くなったと感じた物は触ることができません。
だから、片付けることもできないんです。


片付けられない物がどんどん多くなっていって
部屋の中が汚い物でいっぱいになってしまっています。
それを片付けられないんだから、

そりゃぁ家の中は汚いですよね。



わたしの言う「汚い」とは、

目に見える汚れではありません。
見た目はキレイな物も汚いと感じると

触ることができません。

汚れた物を触った後は、

何度も何度も手を洗わなければいけないのですから。

手を洗うのが苦痛だから触れないのです。
汚い物はずーーーっとそこに置きっぱなし。

捨てれば良いんですけどね。
捨てるのも大変なんですよ！！


捨てるにはゴミ置き場に捨てに行かないといけませんよね？？


ゴミ置き場とか・・・
聞いただけでもため息がでそうです。



ゴミ置き場に行くには、
まず、靴を履いて玄関を出ないといけないじゃないですか！！

これって、かなり苦痛です。
私にとって玄関は汚れている領域なんです。
上手に外に出ないと足を洗わなければいけなくなります。
汚い地面に足を触れずにキレイな部分だけを通るのです。


そして、ゴミ置き場までも同様に汚くない部分を通り、
ゴミを置き、家の中に戻ったら手を洗います。

もしも、着ている服が汚れてしまったら洗濯します。

何回も洗濯機を回す日もあります。

洗濯しても汚れが落ちないと感じる時もあります。







はいっ！！そこのあなた！！



ズバリ！！意味わかんねーって思ったでしょ？？





大丈夫。安心してください。

わたしも意味わかりませんから。



こんな意味不明な行動を長年やってきたわけですよ。



やめたくてもやめられないんです。

それが強迫性障害なんです。