強迫性障害の主人公が登場する映画「アビエイター」

治療に行き詰まって落ち込んだり、風邪を引いたりしていたので、わたしの生活はというと、どっぷりダラダラぐうたら全開でございます(笑)

しかし、こんなに鬱々と毎日を過ごしていては体に悪いんじゃないかと心配になりまして、映画でも見てみようとかなと思い立ちました。もちろん、家で!DVDですけど!!


強迫性障害を扱った映画を観ました


どんな映画にしようかな〜と考えたのですが、強迫性障害に関する映画がいいな〜と思って探してみました。
結構あるんですね。強迫性障害を題材にした映画って。
全て観てみたいのですが、そんな時間ないな〜。
そこで今回は有名なアビエイターという映画を選びました。



DVD鑑賞をする時も強迫行為を繰り返しながら、子供に邪魔されながらだったので、かなり時間がかかってしまったのですが、良い気晴らしになったので、たまにはこういった時間をつくるのも必要かなと思いました。


映画「アビエイター」を観た感想


あらすじをざっくり書くと、ハワード・ヒューズというアメリカの実業家が強迫性障害に苦しみながらも映画を製作したり、飛行機を飛ばしたりと破天荒なビジネス手法で我が道を貫いていくというストーリーです。

まず、「感染症予防のための隔離」という文字と共に母親に身体を洗浄されている映像から始まります。
わたしにとってはかなりベビーな映像でした。最初っからこれはハードですよね。
でも、強迫性障害のことだと分かっていたので続けて観ることができました。もしも、強迫性障害の映画だと知らなかったら観られなかったと思います。

基本的には映画製作をしたり、飛行機を操縦したりするシーンなのですが、ところどころにハワードがこだわりがあります。
強迫性障害のわたしにはあ〜手を洗いたいんだな〜とか、人混みが嫌いなんだな〜とか分かるんですけど、これ普通の感覚の人から見たら意味わかるのかな?
ハワードが気難しい性格だということは画面から読み取れるはずだけど、強迫性障害の症状とまでは理解できないのではないかなと思います。まぁ、それもひとつのこの映画の楽しみ方だと思うんですけどね。同じ映画を観ても人それぞれ感じ方は違うでしょう。それで良いんです。

晩年、ハワードはホテルの一室に閉じこもってしまいます。ドアノブに触ることができなくなり、お風呂にも入らず、誰にも会いません。
外出できなくなる気持ちは理解できますが、わたしの症状はそんなにひどくはないです。
何も触れずにお風呂にも入れないハワードの辛さは計り知れません。
本当に苦しんでいたのだと思います。

強迫性障害の認知度はまだまだ低いです。
今も病気だとは知らずに強迫行為に苦しんでいる人がいるかもしれません。かつてのわたしがそうだったように。
まずは、この病名を知ることが第一です。
病気だと知ることによって治療するかどうかの選択ができます。
知ることで救われる心があるのです。

このような映画を通して、一人でも多くの強迫性障害で苦しむ人が救われることを願っています。


最後に、治療するという選択をしたわたしにできることは、治療が上手くいかなくて落ち込んでばかりいるのではなく、目指す道があるのなら少しでも前に進めるように努力するということです。
そうすれば、晴れ晴れしい未来が待っているはずですよね。

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