カミングアウト推進キャンペーン



電子書籍出版に伴って、ザツ夫が大々的にカミングアウトを始めました。
「強迫性障害という病気で、常日頃からおかしな行動をしていて、この度そんな日常を綴った面白可笑しい電子書籍を出版しましたー!」
と声高々に友人知人、ありとあらゆる知り合いに片っ端からカミングアウトしてるみたいです(笑)
電子書籍出版がそんなに嬉しかったのか、完全に舞い上がっています。

もう・・・
勘弁してくださいよ・・・

ただでさえ、20年以上に渡って病気であることを隠し続けてきたわたしにとって、ザツ夫の行動は苦行でしかありません。

わたし「お願いだから言わないでほしい。身バレしたくないから。」

ザツ夫「どんどんカミングアウトしていった方が良い!その方が病気を治すために良い!」

?????

医師でも臨床心理士でもない、ただのザツ夫が一体どんな根拠でカミングアウトを勧めているのでしょうか?

根拠なんてありません!
ただ、ザツ夫が言いたいだけなのです!
わたしの気持ちなんて完全無視!
嬉しい!嬉しい!電子書籍バンザーイ!って喜んで舞い上がって、みんなに言いふらしちゃいました。

どれだけ「言わないで!」ってお願いしても聞いてくれません!

打たれ弱い性格のわたしは、最近はもう生きていくのも苦しいくらい追い詰められてしまっています。

「生きづらい」

そんな言葉が当てはまりそうです。
いえ、今までの20年余りは強迫性障害と共に生きて、生きづらかった。
今はもうそれ以上に生きづらい。
いや、「生きづらい」というのとはちょっと違うかな。
生きていることが辛い。

知り合いの方々に病気だと知られてしまったとなったら、もう生きてはいけないくらいの強い苦痛を感じています。

こちらのブログも知り合いの方に見られているとなると、非常に書きにくくなってしまいました。

ザツ夫はわたしの気持ちを一切わかってくれないのです。ザツ夫はザツ夫の気持ちが一番なんです!
もちろん、わたしもザツ夫なんかに理解してほしいなんて、これっぽっちも思っていません。
理解してくれなくても良いけど、カミングアウトはやめてほしい!
ストップ!カミングアウト!
ストップ!秘密漏洩!
ストップ!ザツ夫!
ザツ夫よ!止まれ!

そもそもザツ夫は、なぜカミングアウトした方が良いだなんて、とんでもない勘違いをしているのでしょうか?

ちらっと調べてみたんですけど、強迫性障害には「巻き込み型」と「自己完結型」に分かれるらしいんですよ!
いろいろ調べていくうちに、わたしは完全に自己完結型に当てはまると思いました!

今まで巻き込みたくても巻き込めなかったのはザツ夫だけのせいにしていました。
ザツ夫が言うことを聞いてくれないのだとばかり思い込んでいました。

でもよく考えてみたら、ザツ夫だけではなく、実家の両親や家族を巻き込むこともできていませんでした。
「洗ってほしい」とか「確認してほしい」とか、そこまで強く自分の意思を発言することができなかったのです。言いたくても言う勇気が出なかったのです。そのため洗浄してほしいことや確認してほしいことが伝わらなくて、巻き込む事がk¥できなかったのだと思います。
洗浄や確認を強要したら不審に思われるのではないかと恐れ、周りの人たちに心配させたくなかったのです。だから、ある一線を越えて要求することができなかったんです。

巻き込めなかったのは周りの人たちに要因があるのではなくて、自分自身の性格によるものだったのです!(と思います)

わたしは完全に自己完結型でした。
小学生の頃から誰にも言わず、いつか一人で解決できると信じていました。
理想としては、誰にも言わずに独りでコッソリ治療して、独りでコッソリ完治して、何事もなかったように日常生活に戻っていきたかった。

それが今となっては、これですよ?みんなにバレちゃった!
わたしの人生もう終わりです。それくらいの苦痛。
今後、どうやって生きていけばいいの?
周りの人から精神疾患だと烙印を押されて、可哀想だとか思われて生きていくの?
そんな人生楽しいの?

こういうことをザツ夫に話しても受け入れてくれないんです。
なぜかカミングアウトした方が良い!その方が病気が良くなる!と言い切ります。
ザツ夫の勘違いですよね?

強迫性障害の知識が乏しいザツ夫が、なぜカミングアウトを推進してくるのか、全く意味が分かりません。
わたしが反論しても無駄。
「おまえは精神病だ!俺は健常者だ!だから俺が正しい!」きっとそういう考え方の人なんです。

なぜ、ザツ夫はカミングアウトを推進しているのでしょうか?
書籍がたくさん売れるように?
それって身バレが必要なの?

もちろん、書籍が売れることで強迫性障害を知ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。宣伝してくれることはとても嬉しいです。でも、身バレするような宣伝の仕方は精神的な負担が大きいのです。

さすがにもうこれ以上は耐えられそうにないかな。
もう・・・お願いだから言わないで・・・


というわけで、ブログ更新が滞っていました。
でも、電子書籍を購入していただいた皆様のために更新しなければ!と勇気を振り絞っての更新です!
皆様、いつも本当にありがとうございます。たくさんの勇気をもらっています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します!

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